翠野さんからの投稿
私が幼少の頃に体験していた話です。
私の実家では八畳くらいの和室の客間があります。
幼少の頃、眠るときにはその和室に母と私と妹と三つ布団を敷き寝ていました。
客間には大きなタンスが一つと掛軸が掛けられる床の間があるだけなので、布団3つは敷ける広さです。
昭明は大きい蛍光灯と、床の間には薄暗い蛍光灯が一つあります。
いつも寝る前は、母が布団を敷いて床の間の蛍光灯だけをつけておきます。
ある日のこと。
寝ようと思い一人で部屋に入ると、布団が敷いてあるはずの客間で、なぜか大きな木が何本かと落ち葉、蝶々などが沢山見えています。
驚いた私は別室にいる母に
「はっぱがいっぱい落ちてる、虫やちょうちょがたくさんいるよ」
と伝えました。
母がこちらに来る間、私は怖くて部屋に入れませんでした。
そして母が駆けつけ、客間に入りました。
「・・・・・・何もないけど?」
母は、キョトンとした顔をしています。
しかし、私にはまだその光景が見えているのです。
布団の上に落ち葉や木や虫、蝶々も飛んでます。
私は布団の上の落ち葉が気になり、それをはらいました。
すると母は
「・・・・・何してるの?」
と、不思議そうな顔をして私を見つめます。
私はその異様な光景を母に必死に説明するのですが、まともに取り合ってくれません。
その日から、この現象はしばらく続きました。
そして私はだんだんと、この現象が起こる条件に気がつきました。
この現象は、母が寝る前に床の間の蛍光灯をつけると発生するのです。
蛍光灯を付けた時だけ、布団のひかれた客間に木々や虫たちが現れます。
そしてしばらく時間が経つと、徐々に木々や虫たちの映像は薄れていき、元通り布団のひかれただけ客間にもどるのです。
私はその現象が起こると恐怖で一人で部屋に入ることが出来ず、いつも母が来てくれるまでドアの前で待っていました。
一度一人で部屋に入ったこともあるのですが、木の近くには絶対行ってはいけない気がして、ドア付近をうろつくだけでした。
この現象の事は妹にも言ったことがあるのですが、意に介して無いようでした。
それから大人になり、再び母の前でその話をしたことがありますが、子供特有の戯れ言扱いでした。
私も大人になり、もしかしたら脳障害でもあったのか?(健康に生きてますが)
とか、幼い頃に見たただの幻覚かも・・・と思い始めました。
さらに月日が経ち、今度は妹に話してみました。
すると
「お姉ちゃん、私も蝶々見えてたよ。お母さんたちには見えていなかったようだけど」
と、衝撃的な発言を聞くことが出来ました。
目撃していたのが私だけでは無いことが発覚し
「やっぱりあの光景は幻覚じゃなかったんだ、もしかして空間の歪みをみていたのかなぁ」
と、今では思っています。

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babareo
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