世にも奇妙な小話【父が呼んでいる】

世にも奇妙な小話
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ざわーさんからの投稿

古くからの友人が、25年前に田舎の消防団に所属していた頃の話です。



消防団の同僚が2人いて、3人でよく飲みに行ったりするくらいの仲でした。
ある日、同僚の1人であるAのお父さんが亡くなられたそうです。



「仲良かったもんなぁ、Aと親父さんって」



と、もう一人の同僚Bと話をしていたそうです。



葬儀が終わって1週間くらい経った頃、どうやらAがおかしくなったと言う話が2人の耳に届きました。



噂によるとAはしきりにこう言っているそうです。










「親父が呼んでるんだよ・・・親父が。

親父が俺を呼んでるんだ」











詳しく聞くと、夜寝る時になると、耳元で親父さんがずっと






「A、早く来いよ…
なぁ…こっちはいいぞ…早く来い…」






と毎晩囁いて来ると言うのです。






アイツ、いよいよ狂ったな…



と、友人はBと一緒にちょっと茶化しながらも、Aの行動を見張っおいた方がいいのかもしれないな…



と、少し警戒しながら過ごすことに。



とはいえ友人もBも仕事があるし、会うのは消防の時くらい。



見張るといっても特に何も出来ず…ただ心配することしか出来ませんでした。



すると恐れていた事態はすぐにやって来ました。






Aが行方不明になったのです。






捜索願を出し、街からなにからあらゆる場所を探しましたが結局見つからず。



捜査は難航しました。



それから数日経った頃、友人とBは消防団の仕事で山へパトロールに出かけました。



「かなり上まで来たしそろそろ降りようか」



と、話を進めていた瞬間。



二人は発見してしまいました。











Aの車を。







友人「あー…これはヤバい…」



B「あぁ…終わったわ」



そんな話を2人でしながら、少し車の周りを歩いてAの姿を探しました。



すると…






カラスの大軍が一斉に飛び立ちました。






すぐにそこにAがいるであろうことを二人は確信しました。




そう思うと友人とBは怖くなってしまい、Aが本当にそこにいるかどうかをどうしても見ることが出来ず、車へ一旦戻って警察に任せようと連絡することにしました。



警察はすぐに駆けつけてくれて、カラスの大軍がいた場所へ向かってってくれました。



しかし結局友人とBは怖くて最後までそこへ行くことは出来ませんでした。



しばらくしてから警察が戻ってきて、友人とBにこう言いました。












「いやぁ〜あんた達、消防でしょ?べつに下ろしてもらってよかったのに。」











「下ろす・・・?」










そう、Aは首を吊って死んでいました。




下ろすとは、首つった遺体を下ろすということです。



田舎なので、消防団の人が遺体を下ろしても平気だったようです。





結局Aは本当にお父さんに呼ばれたのか、それとも何か別の理由があって亡くなったのか・・・真相は分からずじまいです。




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